山粧う秋

 

山粧う秋。

掛け軸【林間を暖めて紅葉を焼く

【秋泉棚】祥瑞の水指と吹き寄せの蓋置を合わせて

【山里棚】信楽の水指と井伊直弼好み【残菊と鶴】の棗を合わせて

【鹿の声】も晩秋のもの悲しい趣きで

 

炉開きの寿ぎ 瓢

炉開きは茶人のお正月と言われます。

皆さんの無病息災を願い、瓢をしつらえに。

無病(むびょう)、六瓢(むひょう)と語呂が似ているところから、瓢に無病息災を願い、新しい瓢でおもてなしをする風習があるそう。

 

10月 お稽古④

10月は、収穫、秋祭、そしてハロウィンは少し和風な妖怪で。

一粒万倍と書かれている徳風棗、鳴子棗、そして、同じく鳴子のお香合や栗の香合で。

奈良で行われている正倉院展も今や秋の風物詩!校倉造りと琵琶の飾り物で気分だけでも。

10月のお稽古③

風炉の最後は、花月などで締めくくりました。

左下の写真の帯は、藤の蔓で織られたそうです。手の掛かる希少な帯は、お母様の形見とか。

10月 お稽古

遅ればせながら、10月のお稽古blogから。

10月1週目は、相伝を。

そして2週目、3週目は【中置】大板のお稽古を致しました。

お軸は修行僧には年末の風情が感じられますが、10月の名残の風情にもふさわしいかと、太玄老師筆

「道にのみ 心を寄せて 誉れをも 求めぬ人ぞ まことなりけり」大網老師が詠まれた和歌です。