先週のブログで、小野小町と芍薬の、悲しいお話をさせていただきましたが、
99本の芍薬を小野小町に渡した深草中将、
あと一本渡せたら恋が実ったのに、その前に亡くなってしまいます。
でも、後1本渡せなかったこそ、今も美しい物語として語り継がれているのかもしれません。
秋田美人で有名な、秋田県小町塚では、華やかな小町祭りが行われるそうです。
一路庵のお玄関も、芍薬が花を添えてくれました。
一服のお茶に 心をこめて
5月28日になりました。
ちなみに、旧暦の5月28日にはよく雨が降るといわれ、その雨は、虎が雨と名付けられています。
曽我兄弟の敵討ちの話は、日本三大敵討ちの話として有名ですが、主人公である曽我十郎は、無事父の敵を討っ
たはものの、返り討ちで亡くなってしまいました。
そして、その恋人である虎御前が、悲しみ、嘆き、流す涙を虎が雨。
実際、旧暦のこのころは、とてもよく雨が降るそうです。
旧暦5月28日は、新暦では6月22日のようです。
虎御前は、今も曽我十郎を思い続けているのでしょうか?