3週目、上級クラスは、真台子、真の炭など、奥秘のお稽古、そして、お引きつぎ。
無地の着物で台子の前に座ると、気持ちが引き締まり、雑念も頭から離れていきます。
台子の濃茶、薄茶は秘伝ではないので写真を載せることができますが、奥秘は写真を掲載することができません。
台子、薄茶点前
一服のお茶に 心をこめて
先週のテーマは、
七事式「且座之式」(しゃざのしき)
花月(かげつ)は、席中で役割を決めますが
且座之式(しゃざのしき)は、あらかじめ役割をお水屋で決めます。
どんな役割かというと、
1.正客は、香をたく
2.次客は、お花を入れる
3.三客は、炭手前
4.東は、客に濃茶を練る
5.半東は、道具を運んだり、片付けたり、つまり、縁の下のお仕事、そして最後に東に薄茶を点てる
この一連の流れでもって一座をみんなで築くことが目的ですが、この中には、準備、そして次にする事に対する無駄のない段取りの大切さなど、様々な学ぶ要素が含まれています。
基本の且座は、初級クラスも参加。
そして、東が貴人(きにん)である東貴人且座、
正客と半東が貴人である二人貴人且座もお稽古致しました。
ここまでいけば、本当に頭の体操です😰😰
ハス博士と言われた大賀博士にちなんでつけられた
のが大賀蓮。
東大農学部の農園で発見された縄文時代のハスの種3粒のひとつが見事に開花し、別名古代蓮とも、いわれます。
種を分けてもらい、祖母が大切に育てた大賀蓮、毎年この時期には綺麗な花を咲かせてくれます。
(これは去年の写真です)
この大賀蓮の葉を使って、葉蓋のお点前を。
水滴を葉にのせて、涼やかに。
そしてこれが、種が発見されたのが、東大の農園だったので、それにちなんで東大の売店に売っている大賀蓮の香水。
資生堂の製品だそうですが、店頭には置いておらず、貴重なものをいただきました。
神秘的な香りで、本物よりも妖艶に感じます。
香りを届けることができないのが残念です。