真台子  お稽古

3週目、上級クラスは、真台子、真の炭など、奥秘のお稽古、そして、お引きつぎ。

無地の着物で台子の前に座ると、気持ちが引き締まり、雑念も頭から離れていきます。

台子の濃茶、薄茶は秘伝ではないので写真を載せることができますが、奥秘は写真を掲載することができません。

台子、薄茶点前

且座(しゃざ) いろいろ

先週のテーマは、

七事式「且座之式」(しゃざのしき)

花月(かげつ)は、席中で役割を決めますが

且座之式(しゃざのしき)は、あらかじめ役割をお水屋で決めます。

どんな役割かというと、

1.正客は、香をたく

2.次客は、お花を入れる

3.三客は、炭手前

4.東は、客に濃茶を練る

5.半東は、道具を運んだり、片付けたり、つまり、縁の下のお仕事、そして最後に東に薄茶を点てる

この一連の流れでもって一座をみんなで築くことが目的ですが、この中には、準備、そして次にする事に対する無駄のない段取りの大切さなど、様々な学ぶ要素が含まれています。

基本の且座は、初級クラスも参加。

そして、東が貴人(きにん)である東貴人且座、

正客と半東が貴人である二人貴人且座もお稽古致しました。

ここまでいけば、本当に頭の体操です😰😰

匠の技   和菓子の粋

見た目も鮮やかなこのお羊羹。

切ると日本を代表するある姿が


雪解けの富士山から新緑の富士山


紅葉の富士山へと
一本のお羊羹なのに、切る場所により四季折々の姿に移ろい変わることに、眼を奪われます。

ご銘は、【あまのはら】

京のよすが

四畳半茶室にみたてた入れ物にぎーっしり!


亀末廣製の【京のよすが】

秋田杉でできた入れ物に、四季折々の小さな和菓子が数たくさん😍😍

幸せな気持ちになります♥️♥️

円意棚



今月のお棚。

円意棚  

 ものごとに障らぬものは円(まど)かなる

   おのがまことの意(こころ)よりこそ


                          (筆のたしなみクラス 田中先生筆)

という歌が、天板の裏に書かれていることから、円意(えんい)棚と名づけられました。


見る角度により、角ばっても、丸くも見えるこのお棚。

物事のとらえ方により、丸くもおさまり、また、角ばってもしまう、そういうメッセージも感じます。

秋の名月にちなんで、取り合わせのお棗は、かぐや姫で。




鶉(うずら)だち

お茶のお稽古で、特に大切なのが、立ち居振舞い!

特に和室だと、相手が座っているので、立ちあがる所作ひとつにも心を配らねばなりません。

例えば、お菓子をお出しした後


①このように相手の真正面で立ち上がると、座っている人にとても圧迫感を与えます

②少し回り膝をして立ち上がる事が、大切です


ちなみに①のように、相手の真正面でたちあがることを、鶉(うずら)だち  といい、お行儀の悪い立ち方として例えられます。

鶉はあまり見ることのない鳥ですが、悪い例えにされてしまい、少しかわいそうですね。

他に、旅行の準備をろくにせず、バタバターっと慌ただしく旅に出てしまう事も、鶉だちと呼ばれるそうです。😭😭

ドクターイエローに遭遇

新大阪駅で、新幹線待ちをしていたら、
となりにドクターイエローが😍

ダイヤも明らかにされず、出会うことがレアなので、撮り鉄さんたちのおどろきと、満面の笑みと、猛ダッシュにはびっくり‼️


お茶箱のお稽古

暑さが厳しい8月は、いつもお茶箱のお稽古を、中心に。

お茶箱は、野点でもできるため、箱にお道具やお菓子までも入れます。

楽しく、少し、お遊び気分になるお点前ですが、内容自体はお遊びという代物ではなく、全部で6種類のお点前を、真剣に、暑さも忘れて??お稽古致しました。


大賀蓮

ハス博士と言われた大賀博士にちなんでつけられた

のが大賀蓮。

東大農学部の農園で発見された縄文時代のハスの種3粒のひとつが見事に開花し、別名古代蓮とも、いわれます。

種を分けてもらい、祖母が大切に育てた大賀蓮、毎年この時期には綺麗な花を咲かせてくれます。


(これは去年の写真です)

この大賀蓮の葉を使って、葉蓋のお点前を。

水滴を葉にのせて、涼やかに。



そしてこれが、種が発見されたのが、東大の農園だったので、それにちなんで東大の売店に売っている大賀蓮の香水。


資生堂の製品だそうですが、店頭には置いておらず、貴重なものをいただきました。

神秘的な香りで、本物よりも妖艶に感じます。

香りを届けることができないのが残念です。