山花開いて 錦に 似たり
さんかひらいて にしきに にたり
春になり、花々が開き、華やかな様子が目に浮かぶ様ですが、これは、禅語で、碧巌録という経典にある言葉です。
禅語ですので、和歌などと違い、季節をめでるというより、真理を問うもののため、奥が深く、解釈は難しく、禅語の本を読んでもいろいろな解説が書かれています。
ただ、春になれば、様々な花が開く自然の普遍的な力強さは、とても心励まされます。
【一路庵の花々】
ちなみに、掛け軸の【錦に似たり】
という言葉から、紅葉を連想し、秋に掛ける事もあります。
そして、この木は、秋に撮ったものではなく、一路庵で今日撮ったものです。
ノムラモミジと呼ばれるようです。
まさに錦に似たりですね。