もうすぐハロウィン🎃

毎年、賑やかなハロウィンですが、今年は密にならないよう、自粛に心がけるように呼びかけられています。

一路庵では、お稽古にて、ハロウィンを楽しみました🎃👻

 

月に兎

急に寒くなり、秋が深まってまいりました。

仲秋の名月の次は、晩秋の名月【十三夜】。

片方だけ観る事は、片見の月 といわれるとか。

 

秋泉棚に、蓋置、香合とも兎にて。

夜明け前

夜明け前の彩り

◯炭手前、月型の見本の様な、本物の月

◯あかね雲

◯ソーシャルディスタンス 鳥たちも守ります

徳風棗

茶道では、

◯◯お好み

という言葉が、よく使われますが、茶人や代々お家元は、様々なお道具を好まれました。

そこには、その方の人となり、歴史的背景など感じる事が多く、今月10月は、【徳風棗】を使ってお稽古いたしました。

 

このお棗は、玄々斎好みで、【徳風】という言葉は、

【君子の徳は風なり、小人の徳は草なり。草之に風を上うれば、必ず偃す。】

という論語からきています。

徳のある風と、それに導かれ、風になびく草。

棗蓋表には、【一粒万倍】とかかれ、

蓋裏には、今にも弾けようとする籾(もみ)が9粒。

 

無事稲刈りの季節を迎え、【一粒万倍】に実ったお米をいただける事のありがたさを改めて感謝いたしました。

旧一路庵前の田んぼも、稲が立派に実り、収穫の日も間もなくの様です。

 

 

 

 

名残の月〜中置〜

10月は、名残の月。

風炉の季節が終わり、11月、茶人の正月と呼ばれる炉開きの月を迎えます。

名残の月は、侘びの趣向が好まれ、風炉も中置に。

今年は五行棚にてお稽古致しました。

【木、火、土、金、水】もっかどごんすい

と呼ばれる五行がその棚の中に全て含まれる事から

五行棚と呼ばれます。

お稽古では織部の風炉を使っておりますが、本来土風炉を使う事により、木火土金水、つまり棚板、炭、風炉、釜、お湯が全て含まれます。

侘びの趣向は、松島の特産 埋れ木細工によるお香合、

名月の趣向は、蓋を開けるとかぐや姫が・・サプライズ棗。

そして、侘びの中にも華やかさを・・・竹の花入は、竹雲斎作、朱漆にて。

和菓子の秋🌰

  1. 五感で秋が感じられる和菓子。

繊細さに、日本の文化の奥深さを感じます❤️

左上から、

月明かり

銀杏

秋桜

右上から、

新潟・大和屋  季節のお干菓子

たまごの味が絶品の 京都 花兎

新潟・瑞花 米百俵

ちなみに、米百俵とは、有名な逸話にちなんだご銘だそうです。

瑞花、ホームページより引用させていただきます。

【小林虎三郎「米百俵の精神」戊辰戦争で焼け野原になった長岡藩に百俵の米が贈られました。長岡藩大参事・小林虎三郎は「国が興るのも町が栄えるのもことごとく人にある。食えないからこそ学校を建て人物を養成するのだ」と教育の大切さを説き、米を売り教育資金にあてました。その教育資金は国漢学校などで使われ、そこから多くの逸材が輩出され、新生日本の礎を築きました。「米百俵の精神」は今も長岡の教育やまちづくりの指針となっています。】

 

 

 

 

採れたて白イチジク

今日のお菓子は、水菓子も添えて。

今朝採れたての白イチジクをK子ちゃんが持ってきてくれました。

白イチジクは珍しく、全員初めて口にしました。

普通のイチジクの5分の1くらいの小粒の中に、甘さと水々しさで、言い表せない美味が凝縮😍😍

ところで、イチジクはお菓子ではなく果物ではないの?と思われるかもしれませんが、果物がもともとお菓子のルーツで、今でも五種や七種のお菓子をいただくお点前の場合は、果物を添えることになっており、その果物の事を水菓子と呼びます。

 

栗きんとんを作りました

能勢の銀栗をいただいたので、栗きんとんを作りました。

有名な岐阜、中津川の栗きんとんの真似をして、時間をかけて作りましたが、難しい💦💦

でも、銀栗の素材の美味しさに助けられ、まあまあの栗きんとんに仕上がりました。

 

 

 

葉見ず 花見ず

今日は秋分の日。

お彼岸の頃は、ヒガンバナが畦道にたくさん咲いていましたが、最近はあまり見かけなくなりました。

この花、葉がスイセンに似ているから【夏水仙】と呼ばれますが、水仙とは関係なく、ヒガンバナ科になります。

葉がある時は花が咲かず、花が咲いている時は葉がない、ヒガンバナと同じく、【葉見ず 花見ず】なので、百合に似た愛らしい花ですが、やはりどことなく寂しげな雰囲気があります。

 

9月の主菓子

季節のお菓子は、お茶のお稽古の楽しみのひとつ🍡

上から

一重草(ひとえぐさ・桔梗の異名) ねりきり製

乙女菊  餅

こぼれ萩  くず製