吹き寄せ

昨日は、風がきつく、朝至る所に葉が落ちて💦

でも、お茶室の中の吹き寄せは【みやび】です。

炉炭の明るさに

お点前も、まずは平点前から。

釜の下から見える炭の明るさに心癒されます。

道具は、蔦茶器、秋泉棚、瓢の薄器、吹き寄せの茶碗など、晩秋の趣きを感じるものに。

 

炉開き

11月は茶人のお正月。

心改め、初心に立ち返る時でもあり。

少し華やかな室礼で。

玄猪包香合は、亥の子餅を包み、家来などに下賜するという宮中のしきたりから作られたもの。

亥の日に、いちょう、菊、しのぶ草を添えて下賜されたそうです。

また、炉開きなど火を入れるという日に、亥が好まれたのは、亥は水の卦の動物だから、火を水のでおさえるといういわれがあるとか。

写りが悪いですが、炉縁も鱗鶴と青海波。

水に関係するものを使っています。

やはり火を水でおさえるという意味があります。

陰と陽の思想が至るところに感じられます。

 

ハロウィン

もうすぐハロウィン。

一路庵でも、小さなハロウィン🎃飾り。

ハロウィンには、和のお教室らしく、かさ小僧や、ちょうちんおばけなど、妖怪達も参加??

稲雀と鳴子

どこも稲刈りも無事終わり、今頃はだんじりの太鼓の音で賑わうはずが、コロナ禍で音も聞こえず、寂しい事です。

お稽古では、昔から鳥よけとされた、【鳴子】を題材にしたお道具を中心に、そして、鳴子の歴史を少し勉強致しました。

名残の月のお稽古

10月は、名残の月ともいわれ、秋が深まっていき、日本の情緒あふれる月。

しかしながら、夏から秋への移り変わりを感じる事なく、急に寒くなり、名残を惜しむ間もなく、風炉のお稽古が終了してしまいました。

 

中置は、五行棚と、小板にてお稽古し、その他真台子をはじめ様々なお稽古を名残を惜しむ間もなく猛特訓?!

 

今月のお軸【露堂々】

今月のお軸は、【露堂々】を掛けさせていただきました。

「明歴々露堂々」という禅語があり、その意味は、

【歴々と明らかに、堂々とあらわるる】という意味だそうで、

「明らかにはっきりあらわれており、少しもおおい隠すところがない」ということだそうです。

今年の仲秋の名月は、雲が多くてどうなるかわからないと天気予報でもいわれていましたが、いざ夜になると、雲が多い中でも一際明るく、そして力強く輝き、天候に左右される事のない堂々とした輝きに感動致しました。

翌日の朝、ひと仕事を終え?静かに西の空に沈んでいく月、こちらはあまり人目にはふれないでしょうが、思わず「ありがとうございました」と声をかけたいくらい優しい色で沈んでいきました。