室礼もお正月らしく。
初茶会①
年が改まり、寅年に。
と思いきや瞬く間に一月も下旬になってしまいました。
大変遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。
お稽古のスタートは、恒例の【初茶会】
コロナ対策に気をつけながらでしたので、簡素化せざるを得なかった所などもありましたが、無事一年の始まりを皆様と寿ぐことができました。
窓〜ステンドグラスの趣向で
来年のお勅題は、【窓】
少しアップが遅れましたが、クリスマスの頃のお稽古納めの趣向に【窓〜スタンドグラス】を意識して
⭐️クリスマスカラーの様なガラスの蓋置
⭐️風炉先屏風のお裂地をステンドグラスにみたてて
宝尽くし・砂金袋の水指と、マヨルカ焼の小壺を
見立てで。
⭐️ステンドグラスのお茶碗
来る年が良い年になりますように🙏
冬至に
今日は冬至。
取り合わせは、
【南瓜の香合】
【阿古陀棗】阿古陀とは、かぼちゃに似ていて、金冬瓜と言われるそうです。
そして、松江三英堂製の【福柚子】
無病息災を願って
クリスマスの趣向で
お稽古納めは、クリスマスの趣向で。
コロナ前は、天満橋La-Campanellaにて、マーシャこと田中正也クリスマスコンサート&クリスマス茶会を開催しておりましたが、昨年と今年は教室にて。
様々な事が行えなくなり、大変残念です。
1日も早い収束を心から祈ります。
無事是吉祥
お軸は、【無事是吉祥】
皆さんと、何気ないひとときをご一緒にお稽古させていただく事が、これほどありがたい事なのだと実感した年はありません。
お茶碗は、今年の干支《牛》に名残りを惜しみつつ、十牛図、暦手で。
お棗は、時計棗。
子から始まり、お昼12時、正午が午。
何気なく使っている午前、午後も、午という時が中心になっている事が、この昔の時計でよくわかります。
忠臣蔵にちなんで
瞬く間に、師走となり、今年も後わずかとなりました。
12月、1週目のテーマは【忠臣蔵】
忠臣蔵にちなんだご銘【陣太鼓】、【今朝の雪】などの由来を学びながら、お道具の取り合わせも【大名物・槍の鞘】【太鼓形のお棗】に。
お稽古の内容は、小習一般を。さまざまなTPOに応じての心遣いがお点前から感じ取る事ができ、大切な課目だと改めて痛感致します。
正倉院 琵琶
11月に開催されていた正倉院展。
図録の表紙の琵琶も、見事な美しさでした。
中国には魅力的な楽器が多く、それが日本に渡ってきて三味線になったりしたそうですので、ミニチュアで、中国の楽器を少しだけ学びました。
琵琶はやはり、唐時代、日本では奈良時代のものでした。
鹿の声
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき
秋の御銘のひとつ、【鹿の声】
その声は、晩秋の風情と重なり、もの悲しく心に沁み、日本の残したい音100選にも選ばれたそうです。
鹿の角で作られたオブジェや切り絵、そして筆のたしなみ講師の田中さん筆の色紙を飾りました。
秋も去り、間もなく12月。今年の冬の寒さは例年より厳しいそうです😭
山道干菓子器
淡々斎お好みの【山道干菓子器】
足付き朱塗りですので華やかで、どの様なお菓子にもよく合います。