5月、風薫る季節になると、風炉の草花が待ちかねていたかのように次々と咲き始めます。
上から、杜若(かきつばた)、オダマキ、鯛釣り草、クレマチス、つゆ草
これからも、一路庵庭の茶花をご紹介していきたいと思います。
一服のお茶に 心をこめて
5月、風薫る季節になると、風炉の草花が待ちかねていたかのように次々と咲き始めます。
上から、杜若(かきつばた)、オダマキ、鯛釣り草、クレマチス、つゆ草
これからも、一路庵庭の茶花をご紹介していきたいと思います。
一路庵庭の大山蓮華が見事に咲いています。
庭に立ち込める艶やかで甘い香りに、時を忘れてしまいます。
大峰山にも群生しているそうですが、この甘い香りは、煩悩を断ち切り修行に向かう僧をも魅了していたのでしょうか。
コロナ禍で、外でのお茶会には参加できませんが、お稽古の時間内に、内うちでのミニ茶会を行いました。
テーマは【旅】
【関 南北東西活路通】
今は関所を越すが如く、通り抜けるのが困難ですが、
越した先には、東西南北自由におもむく活路が通じている
と信じてこのお軸を掛けました。
お棚は、利休が小田原攻めに持っていったと言われる【旅箪笥】、花入は、【旅枕】
そして、お茶碗は、様々なところに旅行に行った気分で。
春の穏やかな日々、お茶室の中で、旅の癒しを感じる事ができました。
春になると、お道具もはんなり華やかに。
右上、蛤の蓋置、右下蛤の干菓子盆。
桃の節句にちなんで。
3月のお稽古をアップしないまま、4月に💦💦
3月は、1、2週は奥伝のお稽古、そして、3週目は釣り釜。
静かに揺れる釣り釜に、春の風情を感じます。
炭点前は、少し難しく。
お香合の拝見も楽しみのひとつ。
型物番付 西前頭筆頭の桃香合と、色紙香合。
どちらも、3月桃の節句にちなんで。
今年は、山芍薬が早くも咲きました。
桜も花吹雪に。
今年は駆け足ですね。
風炉の花がいろいろと咲いてきました。