2月28日は、利休忌。
今年は、コロナウィルスの影響で、内うちにて宗家行事は行われると、ホームページに書かれていたので、一路庵社中も、お参りを取りやめたようですが、
お稽古では、千家の紋のお道具にて、利休を偲ぶことに。
いずれも淡々斎のお好みで、独楽棚と、独楽紋香次棗。
以前に撮った大徳寺聚光院の幕も、もちろん独楽紋にて。
一服のお茶に 心をこめて
2月28日は、利休忌。
今年は、コロナウィルスの影響で、内うちにて宗家行事は行われると、ホームページに書かれていたので、一路庵社中も、お参りを取りやめたようですが、
お稽古では、千家の紋のお道具にて、利休を偲ぶことに。
いずれも淡々斎のお好みで、独楽棚と、独楽紋香次棗。
以前に撮った大徳寺聚光院の幕も、もちろん独楽紋にて。
昨日も雨が降り、明日も天気が不安定な様子ですが、今日は、お茶室に春の日差しが。
お菓子のご銘も【春の訪れ】
昼を過ぎると卜伴椿(ぼくはん)もふくらみ、皆が季節の移り変わり、一服のお茶に心癒されるありがたさを改めて学んだ様に思います。
狐のお軸にちなんで、花入れは、耳付きで。
椿は、卜伴と、炉開き。
お菓子も、【花ほころぶ】のご銘が。
少しずつ感じる春の訪れ。
ありきたりのお干菓子は、派手な器でごまかして??笑
地板のないお棚は、水指がお運びになります。棚点前なのに水差しお運びのお稽古は、ほとんどする機会がなかったので、とても新鮮でした。
今週は、少し変わったお棗を使い、本勝手、逆勝手のお稽古を。
淡々斎お好みの、独楽棚と独楽紋香次棗。
独楽は、千家の家紋。三千家少しずつ、独楽の形が違います。
地板がない棚でのお点前もあまりお稽古していないので、水指がお運びになる事を忘れがちに。
下側は、宝珠型に近い丸棗。いかにも茶杓をのせにくそうなのに、うまく茶杓がのることに感激。
お菓子も春色に!!
ちなみに、上側のお干菓子は、皇居二重橋と、パレードの時の馬車だそうです。
恐れ多い💦
2月はじめての午の日は、【はつうま】
伏見稲荷など、稲荷神社は、賑わっていた事でしょう。
うま、そして稲荷〜お狐さま〜にちなみ、床の間は、宗旦狐のお軸、また、お薄茶は、馬上杯で。
初夏のあやめとはまた違い、楚々とした風情で咲く寒あやめ。
今日は立春。
毎年、暦の上では春といいつつ、大変寒い日が続いている頃ですが、今日は穏やかな日差しでした。
一路庵はなれの枝垂れ梅も、少しずつ、ほころびてまいりました。
蓋置は、【夜学】を取り合わせました。
今は、受験シーズン真っ只中。
元々、夜学蓋置は、夜に学問をする際、机の上を照らす灯明の火皿の台を転用したものといわれています。
1月のお稽古では、【寿輪棗】を。
鵬雲斎大宗匠ご婚礼の折の引き出物とされたのが、本歌。
菊桐で、中が金箔、大振りの華やかな平棗です。
お点前は、筒茶碗。
お湯が冷めにくい形は、極寒の時のお客様へのおもてなし。
萩茶碗は、特に暖かく感じられ、心まで温まります。
今日は節分。
お天気も良く、京都は、四方参りで賑やかだったことでしょう。
四方参りとは、節分の夜、邪気(鬼)はまず、北東の表鬼門にあたる「吉田神社」に現れ、吉田神社を追われ、次に南東の「八坂神社」、南西の裏鬼門「壬生寺」、そして最後に北西の「北野天満宮」まで逃げてきて、北野天満宮の福部社の中に閉じ込められるそうで、そこをお参りする事を、四方参りというそうです。
一路庵も、少しだけ節分の趣向で。