山 滴る(したたる)

昨日は梅雨らしく、久しぶりの大雨でした😵

いつも見る山の景色も瑞々しく

山は四季折々、表情を変え、そのことをこのように例えられました。

春は、山 笑う

夏は、山 滴る

秋は、山  粧う

冬は、山  眠る

それぞれ、どの表情も、なるほど〜と思いますが、

この時期、まさに、山  滴る(したたる)がぴったりですね。

ちなみに、この言葉の由来は古く、北宋時代の高名な山水画家、郭煕(かくき)作、『臥遊録(がゆうろく)という書物に水墨画の描き方の極意として、示されているそうです。

夏山蒼翠(そうすい)にして滴るが如く

あの雄大な中国の景色を筆一本におさめる極意だったのですね。

夏の山の美しさとともに、改めて、水墨画の奥の深さにも心打たれます。