11月は茶人のお正月。
心改め、初心に立ち返る時でもあり。
少し華やかな室礼で。
玄猪包香合は、亥の子餅を包み、家来などに下賜するという宮中のしきたりから作られたもの。
亥の日に、いちょう、菊、しのぶ草を添えて下賜されたそうです。
また、炉開きなど火を入れるという日に、亥が好まれたのは、亥は水の卦の動物だから、火を水のでおさえるといういわれがあるとか。
写りが悪いですが、炉縁も鱗鶴と青海波。
水に関係するものを使っています。
やはり火を水でおさえるという意味があります。
陰と陽の思想が至るところに感じられます。