今月のお軸は、【露堂々】を掛けさせていただきました。
「明歴々露堂々」という禅語があり、その意味は、
【歴々と明らかに、堂々とあらわるる】という意味だそうで、
「明らかにはっきりあらわれており、少しもおおい隠すところがない」ということだそうです。
今年の仲秋の名月は、雲が多くてどうなるかわからないと天気予報でもいわれていましたが、いざ夜になると、雲が多い中でも一際明るく、そして力強く輝き、天候に左右される事のない堂々とした輝きに感動致しました。
翌日の朝、ひと仕事を終え?静かに西の空に沈んでいく月、こちらはあまり人目にはふれないでしょうが、思わず「ありがとうございました」と声をかけたいくらい優しい色で沈んでいきました。