10月は、名残の月。
風炉の季節が終わり、11月、茶人の正月と呼ばれる炉開きの月を迎えます。
名残の月は、侘びの趣向が好まれ、風炉も中置に。
今年は五行棚にてお稽古致しました。
【木、火、土、金、水】もっかどごんすい
と呼ばれる五行がその棚の中に全て含まれる事から
五行棚と呼ばれます。
お稽古では織部の風炉を使っておりますが、本来土風炉を使う事により、木火土金水、つまり棚板、炭、風炉、釜、お湯が全て含まれます。
侘びの趣向は、松島の特産 埋れ木細工によるお香合、
名月の趣向は、蓋を開けるとかぐや姫が・・サプライズ棗。
そして、侘びの中にも華やかさを・・・竹の花入は、竹雲斎作、朱漆にて。