安政の大獄、桜田門外の変など、政治家としてとても厳しく、重いイメージを持つ井伊直弼。
埋れ木と自分の住処を名付けるほど、若い頃当主になる可能性などなかったはずなのに、当主、大老になったばかりに、大きく変わる政治の波に巻き込まれてしまった方なのでしょうか。
茶人としても、有名な方ですが、井伊大老が8代宗哲に作らせたと言われる十二ヶ月棗は、季節ごと花鳥が描かれ、優しさを感じるものばかり。
3月は、【菫(すみれ)に雲雀(ひばり)】
すみれは、宝塚の市花で、また、宝塚歌劇の歌で有名
ひばりは、雲雀丘という駅が宝塚市内にあり、不思議な親しみが🌸
井伊大老が桜田門外の変で亡くなられたのが、3月3日。
井伊大老に思いを馳せつつ、一服のお茶を。