平成の終わりに

先日、一路庵にて、準教授の授与式を行いましたが、

先代の祖母の代からお稽古に来てくれてるK子ちゃんが、「今日、この古帛紗、初使いさせていただきました。」

見せてもらうと、懐かしい祖母の帯地。

平成元年になくなった祖母、皆さんに形見分けにと祖母の一番大切にしていた帯を古帛紗に仕立てたのですが、今日まで一度も使わず大切に持ってくれていました。


令和の記念お香合と共に

平成から令和へと、御代は変わりましたが、祖母の形見を大切なものとして、今日の日に初使いしてくれた気持ちに、懐かしく祖母を思い出し、心が洗われるようでした。